福岡で起業する前の本気度チェック

「今の会社を辞めて起業したいが、なかなか決断できない」という方は、会社を辞める前に一度、「自分自身がどれだけ本気で起業をしたいのか」を試してみてはいかがでしょうか?

起業開業相談サポート福岡では、「福岡の会社で働きながらでもできる起業準備」といったチェックを通して、あなたの本気度をはかったりもしています。

どれも起業準備としては基礎的なことばかりです。これらができてこそ、あなたの起業への思いは「本気」と自覚できるでしょう。

福岡の起業開業

本気度テスト① 起業準備の時間を継続的にスケジューリングできるか

「毎晩寝る前の20分だけ」とか「毎週〇曜日は△△をする」など、ほんの少しの時間でいいので、起業の準備に当てる時間をスケジューリングします。「通勤時間」を当ててもいいでしょう。

「時間を確保しても、何から始めたらいいのだろう…?」という方は、まず「何からスタートすればいいかをリサーチする」とか、「起業に関する本を数冊読む」のもいいでしょう。また、福岡で事業をするため福岡市、北九州市などで人脈づくりに時間をかけるといったことも考えられます。

その際の注意点は「初めから大風呂敷を広げないこと」です。1年後に福岡で第一のシェアを獲得するといった目標でも構いませんが、はじめから高すぎる目標は禁物です。

「1週間だけ、睡眠時間を削って、起業準備を頑張った」としても、あまり意味がありません。起業後は、持久力も必要です。「少しの時間でも継続することができるか」で、あなたの起業への本気度が分かるでしょう。

本気度テスト② 今の仕事の「効率化」と「ニーズへの対応」

起業後の事業運営には「作業の効率化」と「ニーズへのマッチング」が不可欠です。そこで、その能力を、今の会社で働きながら高めてみてください。

まず「作業の効率化」の能力を向上させるのにおすすめなのが、「今の仕事を80%の時間内にこなす」という方法です。例えば、今の会社での勤務時間が「9時半から18時」などと決まっている場合には、「16時までに今日の仕事を終わらせる」という気持ちで仕事を進めます。

こうすることで、無駄な作業を減らしたり、優先順位を付けながら作業を進めたりできるようになり、自然と仕事を効率的にこなせるようになります。

次に「ニーズへの対応」です。将来、「ユーザーのニーズを捉え、それに応える商品を提供していく」ためには、まずは今の会社の取引先や上司からの指示に対して、「求められていることをよく理解し、それに適切に対応する」能力を鍛えてください。

例えば、上司が「どの事務用書棚を買うのか判断したいから、福岡のオフィスメーカーを訪ねてざっくり調べておいて」と指示したのに対し、「各主要メーカーの書棚の資料を全てプリントアウトし、分厚い資料を作る」のは、過剰な作業です。

上司が求めているのは「福岡で要はどれを買うのがベターか」という判断材料ですから、「メリットとデメリットをざっと比較した一覧表」や「ずばりオススメはこれという程度の情報」で十分でしょう。このように、今の会社での仕事を通して、起業後にも役立つ能力を磨いていくのです。

本気度テスト③ 万が一に備え、再就職のビジョンを練ってみる

起業を夢見ている時は、素晴らしい未来ばかりが頭に浮かんでくるかもしれませんが、実際はうまくいくケースばかりではありません。起業開業相談サポート福岡でも、残念ながらこうしたケースのお話もよく耳にします。

貯金が底をついてしまったら、「前職を活かして再就職」とか「パートで働く」とか、何かしらの方法で生計を立てていかなくてはなりません。そうした「万が一の場合に備えておくのも、大切な起業準備の1つ」です。

そこでおすすめなのが、「今の会社を辞める前に、試しに福岡や福岡以外で転職活動をしてみる」方法です。実際に転職をする訳ではありませんが、「自分の現在の能力や経歴が、他の会社でどの程度評価されるのか」を知っておくと、数年後に万が一、再就職活動をすることになった場合にも、1つの指針になるでしょう。福岡での転職情報誌などにも目を通しておくことも一案です。
あるいは、転職活動までしなくとも、他の会社の知り合いに、色々リサーチするだけでも役立ちます。「ブランクは何年が許容範囲か?」とか「再就職として採用される人とされない人の差は何か?」など、貴重な情報を得ることができるでしょう。

こうした「再就職のビジョン」を練っていく中で、「そんなリスクを背負ってまで、自分は起業したいのか否か」が分かると思います。

 

本気度テスト④ 現在の生活費を見直し、必要な貯金額を知る

起業後、すぐに業績が上がっていけば問題ありませんが、仮に起業後数年間、それほど収入がなかった場合でも、今の貯金で、どれくらいの期間、暮らしていけるでしょうか?

独立して、無収入になっても、家賃や通信費、光熱費は否応無しにかかります。福岡は物価が安いといえども、まさか食費をゼロにすることもできません。しかし、こうした生活費の中には、「家賃の安いアパートに引っ越す」とか「格安スマホに乗り換える」などの方法で、無駄を省けるものも幾つかあるでしょう。本気で起業を目指すなら、生活の無駄は省けるはずです。

またその中で、「必要最低限の生活費」が分かったら、「仮に無収入でも、今ある貯金で、△年間は事業を続けられる」とか、「最低〇年間は事業を続ける為には、これだけの貯金が必要だから、今の会社を辞める前に、その目標額までは貯めておこう」という目安ができるでしょう。

 

本気度テスト⑤ 新たな銀行口座に「未来の自分の会社のお金」を用意する

事業運営では、「損を覚悟で投資しなければならない」場面も出てきますが、実際には、誰しも損はしたくありません。特に「起業準備」の段階では、一銭も無駄にしたくないのが本音でしょう。しかし、この「起業準備の段階で、自分のアイディアを試しながら、世間のニーズとのマッチングを高めていく」ことも、成功への近道でもあります。

そこで今の会社を退職する前に、ひとまず新たな銀行口座を作り、「未来の自分の会社のお金」を用意してみて下さい。その「未来の自分の会社のお金」は、「自分の起業アイディアを世に試すためのお金」です。

例えば、あなたの起業のアイディアをもとに、広告を作ってみてください。或いは、商品を試作し、知り合いに見てもらってもいいでしょう。そうすることで「反応」を見ることでき、「改良」もできます。改良を繰り返せば繰り返すほど、起業後の自社の商品やサービスと、世間のニーズとのマッチングは高まっていくでしょう。

この「未来の自分の会社のお金」は、もちろん元々は自分のお金ではありますが、本気で起業を目指す人ならば、「ニーズとのマッチングを高めるための費用だ」と割り切れるでしょう。逆に、「そこまで用意する必要はないだろう」と思うようでは、あなたの起業への本気度はまだまだかもしれません。

 

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